

まず結論
同期は「同じ状態にそろえる」仕組みで、バックアップは「過去に戻れる」仕組みです。
なので、同期は便利だけど、誤操作(削除・上書き)まで同じ状態にそろえてしまうことがあります。
安心したいなら、同期とは別に“戻れる系”をもう1本用意するのが現実的です。
イメージとしては、同期は鏡、バックアップはタイムマシンです。鏡は便利だけど、割れたら一緒に割れます。タイムマシンは昨日に戻れます。
パターン1:フォルダ整理のつもりで消した
「このフォルダ要らないかな」と思って削除 → しばらくして別PCを開いたら、そっちでも消えてる。
これは同期が正常に動いているだけで、怖いのは“削除が正しく伝わる”ことです。
パターン2:デスクトップがクラウドに吸い込まれていた
Windowsで「デスクトップ/ドキュメントをOneDriveに保存」みたいな設定になっていると、普段の保存先が実は同期対象になっていることがあります。
引っ越しや初期化で気づかず操作すると、予想と違う消え方をします。
パターン3:上書きした“最新版”が全端末に広がった
ファイル名を同じにして上書き保存 → その“最新版”が全端末にそろう。
ここで頼りになるのがバージョン履歴(世代)ですが、設定や保持期間次第で戻せないこともあります。
同期側の「ごみ箱」「履歴」で戻ることはあります。ただ、保持期間や設定に左右されるので、重要データは“別の戻し道”も用意しておくと安心です。
型A:同期+外付け(戻れる)
普段は同期で便利に、もしもの時は外付けのファイル履歴/Time Machineで戻す。これが一番シンプルで強いです。
型B:同期+NAS(家の中の置き場所)+必要なら外にも
家族PCが複数あるなら、NASが効きます。同期は「作業のしやすさ」、NASは「置き場所の安定」。さらに重要分だけ外にも残すと、災害系にも備えられます。
同期を切れば安全になりますか?
便利さは下がりますが、誤削除の広がりは減ります。ただ、PC故障に弱くなる面もあるので、「同期は使うけど別に戻れる道も作る」がバランス良いです。
写真も全部同期でいい?
可能ですが、容量や料金が読みにくくなりがちです。写真・動画は置き場所を決めて、バックアップの世代や保存先も合わせて設計すると安心度が上がります。